補足: RDF+XMLの断片をコメント文としてHTMLに書いて処理するような無理やりな手法

どんなに立派な仕様も機能も (おさんぽさんぽ)という記事があったので、XMLベースの他の技術と本当に組み合わせるつもりがないのなら、XHTMLにこだわる必要なんてないのでは?とする結論に同意しつつも、Web制作に関する本とかで、XHTMLのメリットとか書いてあったりするわけです。でも、ピンと来ない。とする現状について「無理やりHTMLで処理する手法」に負けた側面も大きいと思っている。具体的にはRDF+XMLの断片をコメント文としてHTMLに書いて処理するような無理やりな手法。とのコメント付きではてなでブックマークしたが、このRDF+XMLの断片をコメント文としてHTMLに書いて処理するような無理やりな手法とは具体的にはAuto-Discovery of TrackBack Ping URLsRDF+XMLのこと。

Note: because current validators choke on RDF embedded in XHTML, if you want your pages to validate you may wish to enclose the above RDF in HTML comments:

<!--
<rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
...
</rdf:RDF>
-->

This is not a perfect solution, but it works as a temporary fix.

念のために書いておくと、TrackBack Technical Specificationの執筆者は木俣なんかよりよほどXMLやその他各種技術や仕様には詳しいので、木俣がいまさら突っ込みを入れるまでもなく、さまざまな事情を勘案した上で、最後の一文と共にRDF+XMLをコメント化する方法を書いたのだろう。が、それはそれとして、結果としてはXMLベースの他の技術と本当に組み合わせるつもりがあるにも関わらず、XHTMLの利点を活かせない、残念な状況を作り出している。

ちなみに、2008年10月にRDFa in XHTML: Syntax and Processingが勧告され、XHTML+RDFa DTDも用意されたので、最後の一文にあるtemporaryな状況は既に解決済みだが、各種webサーヴィスがいまさらTrackBack ping用のURLをコメント文の外から自動探索するためにRDFa in XHTMLを採用するとは考えられないので、別件でRDFa in XHTMLが採用されない限り、TrackBack用のRDFは今後ともコメント文のままだろうし、XHTMLの利点は活かされないだろう。