XHTMLの利点

HTMLにくらべて、XHTMLは、他のXML文書を埋め込む/他のXML文書に埋め込まれた場合に意味がある。単体で使った場合、例えばHTML4.01とXHTML1.0はほぼ等価なので、違いはない。

具体的には、XHTMLでRDFaを使いたいとか、RSSにハイパーテキストの断片を埋め込みたいという場合、XMLであることに意味が生じる。

でも、結局ほぼ等価なんでしょ、といわれれば、少なくとも現状ではそう。だから、もし、XMLであるXHTMLが必要になったらHTMLをXHTMLに変換すればいいし、逆もまた然り。

じゃあ、基本HTMLにしておいて必要に応じてXHTMLに変換するのと、その逆の場合と、どっちのほうが良いか、という話になると思うが、現状では基本HTMLのほうが利点が大きいだろう (XHTML1.0ユーザーも、わざわざHTML4.01互換にしてtext/htmlとして配信しているくらいだし)。

ここからは個人的な昔話。

何年か前までは、これからはXMLの時代が来ると木俣は思っていた。だから自分も使ったし、周りにも薦めた。もうすぐパラダイムシフトが起こって (XMLじゃない) HTMLはレガシーになるぜと思って投資のつもりで手持ちのHTML4.01をXHTML1.0に変換したりもした。

ところが、HyperTextの方面にXMLの時代は来なかった。XML自体は、例えばMicrosoft OfficeOpenOffice.orgで採用されたし、WedgetWidgetではXAMLXULRSSもそれなりに流行っている状況ではあるが、肝心の (?) HyperTextの方面には来なかったし、近い将来パラダイムシフトが起こる気配もない。

読み違えたー。