ドルアーガの塔オタが、非オタの彼女に宝箱の出し方を軽く紹介するための10階
どこまでわけが分からなくなるか、という話。元ネタ (アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本)。
彼女の設定は、以下の条件で。
- ドルアーガの塔はいわゆる「テレビまんが」的なものを除けば、世界観は知っている
- ゲーマー度は低いが、頭はけっこう良い
- 29階 (ゴールドマトック)
-
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ゴールデンマトック以前」を濃縮しきっていて、「ゴールデンマトック以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。階数もちょうど折り返し地点だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
- 44階、45階(バランス、ポーション オブ キュアー/エクスカリバー)
-
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな宝箱の出し方(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ドルアーガの塔オタとしてはこの2 FLOORは "謎解き" としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
- 22階 (ポーション オブ エナジー ドレイン)
-
ある種の謎解きオタが持ってる理不尽さへの憧憬と、開発スタッフの電話番号が答えだったというオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもドルアーガの塔的な
「苦労して出したけど役立たず」を体現するポーション オブ エナジードレインと
「しかし、必ずしもマイナスとは言えない」という、効果
の2つをはじめとする、ドルアーガの塔オタ好きのするマニアックさが、紹介してみたい理由。 - 34階 (ブック オブ キー ディテクト)
-
たぶん効果を見た彼女は「必須アイテムだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のアイテムがその後続いていないこと、これが必須アイテムではないこと、必須ならカギが取れなくなって、それが実際あってもおかしくはなさそうなのに、実際にはカギが見えなくなるだけということ、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
- 7階 (シルバーマトック)
-
「やっぱりゲームは子供のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「1階」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、シルバーマトックにかける思いが好きだから。
断腸の思いでカッパーマトックを壊してそれでもまずは1回まで、という使用制限が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
アーケード版のランダム性を俺自身は駄目とは思わないし、もう一回つかっても壊れないだろうとは思うけれど、一方でこれがファミコン版だったら、きっちり3回分にしてしまうだろうとも思う。
なのに、宝箱をとったらあと2回安全に使えてしまう、というあたり、どうしても「必須ではないアイテムも捨てられないオタク」としては、たとえシルバーマトックが期待値であと1回つかっても壊れないとしても、使うことができない。初登場のレッドスライムと合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
- 3階 (ポーション オブ ヒーリング)
-
今の若年層で1コインクリアを見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
ポーション オブ アンロックよりも前の段階で、ポーションの効果はこの階で頂点に達していたとも言えて、こういう効果のアイテムがこの3階に出てきていたんだよ、というのは、別にこのアイテムがなんら1コインクリアに貢献してなくとも、なんとなくドルアーガの塔好きとしては不思議に獲得したいし、いわゆる必須アイテムしかポーションを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
- 60階 (エンディング)
-
ドルアーガの塔の「最上階」あるいは「エンディング」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「いままでのヒントから新しい宝箱を出す」的な感覚が謎解きには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそドルアーガの塔の58階は特定の3箇所で下を向く以外ではあり得なかったとも思う。
「いままでのヒントから新しい宝箱を出す」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源は60階にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
- 30階 (パール)
-
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうゲーム外ぎりぎりの操作を謎解きにして、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
- 1階 (カッパーマトック)
-
9階まではあっさり決まったんだけど10階目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に1階を選んだ。
ゴールデンマトックから始まってカッパーマトックで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、すべてのフロアの先駆けとなった階でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい階がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10階目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。