HTML5の名前空間は、XHTML1.xの名前空間とは別なものになる、多分

HTML5は、今のところXHTML 1.xと同じ名前空間を使う (8.3 Namespaces) としているが、一部要素の意味をHTML 4.01から変更する (例えば3.9.2 The hr element) ともしており、このままではXHTML 1.xの名前空間と要素名による一意な意味づけを破壊することになってしまう (例えば、任意のxmlに埋め込まれた<hr xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" />がいったい何を意味するのかわからなくなる)。

このため、HTML5は、XHTML1.xに存在する要素や属性の意味の変更をやめるか、新たな名前空間を使うことになるはずで、木俣は恐らく新しい名前空間を使うことになる、と想像している。

というわけで、例えばFirefox3.1が一部のHTML5の要素を実装し始めたが (参考: Firefox3.1/Features - Mozilla Wiki)、XMLとしてHTML5の要素を記述したり、XSLTやDOMで編集する場合には将来HTML5名前空間とXHTML1.xの名前空間が別なものになっても対応が容易であるようにしておくと多少の保険になるかも知れない (HTML5は草案段階だし、Firefox3.1もa2pre段階なので、将来仕様変更があるかもしれない事くらい重々承知とは思いますが)。