対象resourceの全文をRSSで取得する需要が理解できない、その2

amateruさんからの対象resourceの全文をRSSで取得する需要が理解できないへコメントにいただきましたので回答します。
(木俣としては以下に述べる通り賛成できませんが) amateruさんの対象resourceの全文をRSSで取得したい理由は分りました。ありがとうございます。


考え方の違いでしょうが、久樹はオンライン上に情報が置かれている事に対して不信感がありまして、必要な情報なら適宜オンライン上に保存しています。RSSは要約の配信であり、ローカル上には断片情報のみ残されます。これは非常に歯がゆい。
また、Web上の情報はどうもローカルに保存しにくく(アクセスした先が必ずしも関連記事も含めた全文を伴っているわけではない)、現状HTMLで書かれたコンテンツは不要情報が混在しがちで、要素の構造もバラバラ。出来ればもうプレーンテキストで配信してくれないかと。
オンラインは信用できない、ローカルは信用できる、と言う区切りで考えると、RSSも本文もオンラインから取得するので等価だと思います。従って、現状では、RSSは保存しやすい、大抵HTMLで配信される全文は保存しにくいからRSSに本文も入れて欲しい、と言う解釈でよいでしょうか (信用できる、できないの話とは別に、オフライン用に本文をダウンロードしたい、と言う需要は理解できます)。
仮にそうだとして、全文がローカルに保存しにくい理由としてアクセスした先が必ずしも関連記事も含めた全文を伴っているわけではない現状HTMLで書かれたコンテンツは不要情報が混在しがちで、要素の構造もバラバラ。出来ればもうプレーンテキストで配信してくれないかとの2点が上げられていますが、これは本文をより簡単、確実にダウンロードする手段が欲しいと言う話であって、木俣にはRSSに仕様の追加や変更を求める理由としては弱いと思います。例えばRSSのitem要素に書くURLの先には、テキストで全文のみを簡潔に書くことにしようでも良い訳ですし、逆にRSSに追加される全文が、不要情報を含んだHTMLの埋め込み、と言う形で実現されては意味がない訳で。

蛇足

木俣にはHTMLは既に汚染されてしまった、これからはRSSで全文を取得しようとも読めますが、この考え方だと、数年後には (RSSで全文が配信され、HTMLが読まれなくなった結果) RSSにも広告が進出し、ゴミ情報が記載されるようになり汚染されてしまった、これからは別な仕様を使おう、と言うことになるのではないかと勝手に懸念します。

蛇足、その2

なお、木俣はRSSで全文を配信するなとは言っておりませんので、念の為 (理解できないとは言いましたが、俺に理解できないから辞めろとは言っておりません)。
ただし、すべてのRSSが必ず全文を含む形になると困る理由については要約のみの配信にも需要があるで述べたとおりですので、要約を配信する従来のRSSも平行して配信して欲しい、とは思っております。