無断リンク禁止の否定根拠にWebの理念を出すべきではない

現在WWWがどうしてこのような仕組みになっているのかを理解するには、どのような理念でWWWが作られたかを知るのは重要だろう。しかし、無断リンク禁止の否定の根拠としてwebの理念を出すべきではない。
無断リンク禁止を訴えている人は、何らかの理由で無断リンクに不便を感じている訳で、その相手に、もともとwebとはこういう物なのだから納得しなさい、と言っても始まらないし、それで納得するなら、その相手は奥が深い症候群にやられちゃっているだけである。論理的な対話の結果ではなく、話術の勝利と考えた方がよい。
現在の日本において無断リンク禁止を否定したければ、何を根拠に禁止しているのですか、と聞けば良い。下手に、そもそもwebの理念とは、とか言い出すと、そんな理念は知らないとか、なぜ理念に従わねばならないのかとか、相手の突っ込みを受けて話がややこしくなる。